――タイをテーマにした、FES☆TIVEのメジャー通算14枚目となるシングル表題曲「微笑ノ国」。5月9日に公開されたMVが、早速タイでバズっているようですね。

髙木ゆりあ(以下 髙木) 「そうなんです、すごく反響が大きくて。」

青葉ひなり(以下 青葉) 「FES☆TIVEが初めて海外公演を行ったのがタイで、コロナ前にはアジア各国の中でもタイに行く機会が多かったし、タイに姉妹グループSUMOMO(スモモ)もいたりもして、すごくご縁のある国なんですね。でも、コロナ禍で2年近くタイに行けていなくて、タイのみなさんに忘れられちゃっているかな?っていう不安もあっただけに、正直、めっちゃびっくりしました。」

南茉莉花(以下 南) 「MVを公開した日、ちょうど豊洲PITでライブ(『FES☆TIVE超ワンマンライブ -THE・ULTRA FESTIVE- in 豊洲PIT』)があって、ファンの方の多くは会場に来てくださっているし、MVの再生回数がなかなか伸びないんじゃないか、って思っていたら……驚くほど多くの方に観ていただけていて、タイ語の温かいコメントもたくさんあって、すごく嬉しいです。」

――コロナ禍にあってタイでの撮影はできずとも、ビーチ、トゥクトゥク移動、タイ寺院やタイグルメのカットなど多彩なシチュエーションで楽しませてくれるだけでなく、水着、タイ民族風衣装、アイドル衣装とてんこ盛りの内容で、何度も観たくなってしまいます。

髙木 「これまでのMVはだいたい1日で撮っていたんですけど、今回のMVは4日間かけて撮ったから、すごく内容が濃くて。私たち自身、何度観ても飽きないし、頑張ってよかったな、って思います。ひなりちゃん(青葉)なんかは、生まれて初めてくらいの日焼けをしてね。」

青葉 「そうなんです、“色素無”“色白”という特徴を失いました(笑)。」

――大丈夫、今も白肌健在です!

青葉 「ホントですか? 撮影時にはものすごく焼けたんですけど……たくさんの方にMVを観ていただいている今、身体を張ってよかったな、と思います(笑)。」

――そんな「微笑ノ国」は、5thシングル「ゴートゥーフェス☆」の作詞・作曲を手がけたヒゲドライバーさんによる、ハイテンポで中毒性の高いサマーチューンです。

南 「BPM200オーバーのFES☆TIVE史上一番テンポが速い曲だから、1曲踊るだけでかなり体力消耗します(笑)。」

青葉 「うん、HPめちゃめちゃ減る(笑)。」

髙木 「サビでは大ジャンプをするんですけど、私たちはそれを“タイジャンプ”と呼んでいて。」

青葉 「太陽の“太”を全身で表現しているんですけど……ライブだとかなりハードだよね(笑)。」

髙木 「合いの手もたくさん入っていて、息つく間もないくらい。」

南 「でも、ライブだと目の前にいるお客さんにたくさんパワーをもらえるので。」

青葉 「これからいろんなライブ会場で、みんなと一緒に“タイジャンプ”をするのが楽しみだよね。」

――5人のエネルギッシュなパフォーマンスのおかげで、絶対元気になれます。サビの<どんな暗い夜も キミの明るい笑顔が 太平洋も 大気圏も 大概全部飛び越えて 照らしてくれるよ>はじめ、ポジティブなメッセージやグっとくるフレーズがちりばめられていますし。

青葉 「そうなんです。ハジけているだけじゃなく、素敵なフレーズもたくさんあって。自分の歌う<相変わらずキミも元気でいますか?>にしても、久しく会えていないファンの方たちへの想いが詰まっています。」

髙木 「サビの<太陽>とか<笑顔>とか、元気になれる言葉たちもいいよね。落ち込んでいるときにこの曲を聴いて明るい気持ちになってもらいたいし、<太陽>みたいな<キミ>の<笑顔>がこの世界を照らしてくれるんだよ、っていう前向きなメッセージ性も好きです。」

南 「私は、自分が歌う<忘れたりしないよ 楽しかった思い出を きっとまた一緒に>というフレーズが、グっときちゃいますね。しばらくタイでライブができていないけど、ちゃんと覚えているよ、また会えることを楽しみにしているよ、っていうメッセージがみんなに届くといいな、と思います。」

――<悲しみの数だけ振るよペンライト 日本にも昔からこんな言葉がある 笑う門には福来る!>というラップパートは、胸アツだしかっこいいです。

髙木 「そのラップパートは、私が担当していて。かっこよく歌うのが難しかったんですけど、頑張ったので聴いてほしいです。」

――加えて、<サヌック>=楽しい、<サワディカー>=こんにちは、<マイペンライ>=大丈夫だよ、<チョープー>=大好き、<スッヨート>=すごい、といったタイ語でもメンバーの気持ちは伝わるはずです。

青葉 「タイ語がたくさん入っていることでタイの方により身近に感じてもらえたらいいな、と思うし……。」

南 「日本の方にも楽しんでタイ語を覚えてもらえそうだよね。」

髙木 「そ特に<マイペンライ>は、ライブ会場をカラフルに彩ってくれるペンライトのイメージが重なって、すごく好きな言葉です。」

――加えて、<サヌック>=楽しい、<サワディカー>=こんにちは、<マイペンライ>=大丈夫だよ、<チョープー>=大好き、<スッヨート>=すごい、といったタイ語でもメンバーの気持ちは伝わるはずです。

青葉 「今回のカップリング曲も、どれも素敵で。」

髙木 「シングルを出すたびに、いろいろな顔を見せることができているよね。」

青葉 「それがすごく楽しいし、表題曲をきっかけにFES☆TIVEのカラフルな表情を知ってもらえたら嬉しいです。」

――「夏リア旋律」は、11thシングル「FES TIVE「心拍白昼夢」と同じく、作詞をDJ金魚さんが、作曲をKOJI obaさんが手がけた失恋ソング。切なくてドラマティックです。

青葉 「そうなんですよね、すごく切ない。」

南 「<夏が好き、ダイキライ>っていうフレーズが、簡単に割り切れない葛藤を表していて。すごくいいな、って思います。」

青葉 「私もそうだし、FES☆TIVEのメンバーはこういう歌詞が似合うタイプではないし、わかるわかる!とはなかなかならないんですけど(苦笑)、物語として好きです。いつか自分もこういう気持ちになれたらいいな、っていう憧れを抱きつつ……ライブでもちゃんと主人公になりきって、この曲の世界に入り込んで歌います。」

髙木 「私も主人公に共感できる!っていう感じではないんですけど、アイドルである以上、ファンの人が聴いたときに自分たちを想ってこじらせてもらわないとね。」

――儚くて一途なみなさんの歌声には、聴き手をこじらせてしまう力が確かにあります。かと思うと、「#トレジャーハンター」は「バナナナナ不思議。」や「カマキリさんVSひつじさん」、「大将と祭りの恋愛フェスティバル」の作詞・作曲を手がけてきた鈴木まなかさんによる、ライブで絶対楽しくなる賑やかなナンバーですね。

南 「FES☆TIVEっぽい曲がきたぞ、っていう感じだったよね。遊び心あふれる歌詞も、面白いし。」

青葉 「うんうん。まなかさんの曲って、メロディや歌詞はもちろん、サウンドも楽しいので。CDに収録されるInstrumentalも、個人的にたくさん聴いちゃいます。」

髙木 「聴いていてワクワクするよね。ひなちゃんの歌う<変顔してみた>のところ、絶対変顔しながら歌ったんだろうな、と思ったんだけど……。」

青葉 「うん、本当に変顔しながら歌いました(笑)。ライブで、毎回違う変顔しながら歌おうかな。」

南 「それ、私たちも巻き込まれるやつじゃない!?(笑)」

髙木 「避けられないか(笑)。<ご機嫌なのだ!!>はひなちゃん、まりちゃん(南)、私の3人で歌っているんですけど、それぞれにテーマがあって。まりちゃんは“セクシーバカボン”、私は“ノーマルバカボン”で……。」

青葉 「私はバカボン関係なく“赤ちゃん”でした(笑)。」

髙木 「なぜかね(笑)。」

南 「これまで、複数人で同じパートを歌うときにはそろえる感じだったんですけど、今回はだいぶわちゃわちゃしていて、新鮮だよね。」

髙木 「うんうん。それぞれの個性的な歌声とそれが混ざったときの爆発力を、楽しんでもらいたいです。」

――という「#トレジャーハンター」の歌詞に絡めて、それぞれにとっての<お宝>もお聞きしたいと思います。」

髙木 「私のお宝は、愛犬のうゆくんです。うゆくんがいなくなったら生きていけないんじゃないか、っていうくらい溺愛しています。」

青葉 ライブ会場にも連れてきたりするよね。」

髙木 「できれば片時も離れたくなくて。それに、メンバーやスタッフも、みんなも犬が好きなんですよ。土光瑠璃子ちゃんはうゆくんを見て犬を飼い始めたし、ひなちゃんも……。」

青葉 「ワンちゃんをお迎えするべく、ペットショップと相談しているところです。」

髙木 「今、新メンバーオーディションを行っているんですけど、応募条件に“犬好き”も加えたほうがいいんじゃないかなって思うくらいだよね(笑)。」

青葉 確かに(笑)。忙しいからこそ、ワンちゃんがいてくれると癒しになるなって。」

髙木 「きっと、ひなりちゃんにとってのお宝もワンちゃんになるね。」

青葉 「うん、無事にお迎えできたら絶対そうなると思う。ただ、不動のお宝はFES☆TIVEですね。」

南 「「ちょ……ひなりちゃんのあとにお宝言うのめっちゃハードル高くない!?(笑)」

青葉 「あ、ごめん(笑)。FES☆TIVEは2022年5月18日で(ステージデビュー)10年目に突入したんですけど、私は学生のときからずっとFES☆TIVEのメンバーとして活動してきていて。」

――青葉さんは、唯一のオリジナルメンバーですよね。」

青葉 「そうなんです。青春時代からずっと、人生の3分の1をFES☆TIVEのメンバーとして生きているので、やっぱり自分にとってのお宝はFES☆TIVEです。」

髙木 「まりちゃんはラーメン?(笑)」

南 「美味しいラーメン屋さんを見つけたときは、確かにお宝に出会えた気はするけど(笑)。」

髙木 「最近見つけたお宝ラーメンは?」

南 「忙しすぎてあんまり行けていないんだけど、コンビニで売っている、札幌すみれ監修のラーメンはお気に入り。あと、中華そばにハマっているので、美味しい中華そばを探しに行きたい、という探究心はあります(笑)。」

青葉 「いいね、トレジャーハンターっぽい。」

南 「ちょっと待って、真面目なこと……いいこと言ってもいいですか?」

髙木 「自分でまたハードル上げちゃったけど大丈夫?(笑)」

南 「う、うん多分(笑)。周りにいる人々すべて、私の大事なお宝です。私の周りには、夢を追いかけて頑張っている人がたくさんいるんですよ。私はもともとバスガイドをしていたんですけど、一度は芸能の道を諦めた同期が、私やFES☆TIVEのメンバーを見て、もう一度芸能界を目指していたりとか。そういう仲間の熱意に刺激を受けたりもするし、大事なメンバーや支えてくれるスタッフ、応援してくださるファンの方たちも含めて、私の周りにいる人たちは宝物だな、って思います。」

髙木 「よかった、ちゃんときれいに着地した。」

青葉 「うん、安心したし(笑)、いい話!」

――また、「ボクノナマエ」は、初めてタッグを組む理沙さんによるエモーショナルなロックナンバーで。自問自答を繰り返しながら光を見出そうとする、凜とした強さが感じられます。」

髙木 自分的には、<頑張ってるつもりになっちゃってたかな なんか、なんか、ダサくて笑えてきた>っていう歌詞がすごく刺さったんですよ。私は芸歴は長いんですけど、2021年2月にFES☆TIVEに加入してみたら、メンバーがすごすぎて、自分の力がまだまだ足りていないんだな、っていうことを思い知らされて。まりちゃんと歌うこの部分、気持ちがすごく入ります。」

南 「わかる。歌ってて、私も泣きそうになるもん。」

髙木 「理沙さんと直接お話をしたわけではないのに、すごく共感できる歌詞を書いていただけました。」

青葉 「私も、めっちゃ気持ちが重なる曲だな。」

南 「サビでは救われたりもするし。振り付けが入って、さらに好きになったよね。」

――<君>=ファンの方たちが<僕の名前>を呼んでくれるなら、手を<差し伸べて>くれるなら立ち上がれる、という5人の強い想いも感じます。」

南 「まさにそうですね。今はまだほとんどのライブ会場でコールができないけど、心の中で名前を呼んでくれているだろうし、振ってくれるペンライトを見ても、毎回力をもらっています。」

髙木 「最近は少しずつ声出しが解禁されてきていて、久々にコールを聴いたら……泣いちゃったもんね。」

青葉 「ファンの方たちあってこその私たちだな、ってあらためて思います。」

――6月25日~26日には久々にタイでライブを行うFES☆TIVEですが、なんと声出し可なんですよね。」

髙木 「私もそうだし、2020年5月に加入した八木ひなたちゃんもまだタイに行ったことがないから、ただでさえ楽しみなのに……コールもありだなんて、嬉しすぎます。」

青葉 「やっと、だもんね。タイに行けていなかった間に発表した曲たちも予習しておいてもらえたら、よりいっそう楽しめると思います。」

南 「もしかしたら、この2年でメンバーチェンジがあったことを知らない方もいるかもしれないので、まずはメンバープロフィールをチェックしてもらって、「微笑ノ国」はもちろん最近の曲の中からお気に入りの曲を見つけてもらえたらいいなって。タイのファンの方たちと一緒に声を出して一体となって、忘れられないライブにしたいです。」

――そして、8月24日には横浜赤レンガ倉庫にて夏の野外ライブ開催も決まりました。」

髙木 「夏の野外でやる「微笑ノ国」の“タイジャンプ”、最高だよね絶対。全オタク集まれ、です!」

青葉 「これまで、野外のライブやフェスに呼んでいただくことはあったんですけど、自分たちで主催するのは初めてのことで。出演時間がいつもより長いだろうし、FES☆TIVE×野外は最強だと思っているので、自分たちの力を存分に発揮したいです。」

南 「個人的に、加入して初めての夏フェス『アイドル横丁夏まつり!!~2018』以来、久々の野外ライブなので高まっています。真夏なので、私たちも、来てくださる方たちも、みんな夏バテ対策はしっかりしましょう。」

髙木 「それに、野外は天気が心配だから、メンバーもファンの方たちもみんなでてるてる坊主作らないと(笑)。」

――ですね(笑)。ちなみに、笑顔でキレッキレに踊りながら歌うみなさんは本当にパワフルで驚かされますが、日ごろ心がけていることがあるからそれができるのでしょうか。」

髙木 「普段からライブの本数が多くて、ほぼ毎日ライブだから……自然と鍛えられているのかもしれません。」

青葉 「確かに、ライブが筋トレになってるかも(笑)。あと、私はエスカレーターやエレベーターがあっても、なるべく階段移動をするようにしたり、かかとに体重を乗せずに爪先から歩くようにしたり、普段の生活に運動を取り入れるようにしています。」

髙木 「私はうゆくんとの散歩くらいです。一緒に歩くうゆくんの姿を見て癒されてます(笑)。」

南 「私も犬飼ってるからわかるよ! どんなに忙しくても毎日必ずお風呂に浸かること、フェイスパックをちゃんとすること、そういう日々のケアも大切にしています。」

――みなさんの日々の行いや心がけ、全女子の参考になりそうです。現在は新メンバーオーディションを行っているということですが、この先、みなさんはFES☆TIVEメンバーとしてどんな未来図を描いているのでしょうか。」

髙木 「私が加入するとき、FES☆TIVEは活動歴の長いグループだけに曲数もたくさんあって、覚えるのは大変だったんですけど、愛の力で乗り越えたので。FES☆TIVEのことが大好きで一緒に頑張れる新メンバーに出会って、グループとしてもっともっと成長していきたいです。」

青葉 「どこのグループでもいいからアイドルになりたい」じゃなくて、「FES☆TIVEのことが好き」だから、ゆりあも頑張ってたくさんの曲を覚えてくれたし、メンバーともすぐに馴染めたもんね。FES☆TIVE愛の深い人をお待ちしています! あと、ライブでのフォーメーション移動がしっかり構成されているのがFES☆TIVEの魅力だ、と私は思っているので。メンバーが増えればよりいっそう華やかに魅せることができるだろうし、今いるメンバーで新メンバーを迎えるための土台をしっかり作って、ほかにない存在感を放てるグループを目指します。」

南 「そうだね、本当に。個人的には、自分のイメージカラーがブルーで、今のところほかのメンバーのイメージカラーは暖色系なので、寒色系のメンバーが増えたらいいな、と思っていたりもします。グループとしては……メンバー変動があったり、コロナ禍にあったりしても、いつだってプラス思考で突き進んできたのがFES☆TIVE。2人が言ったように、FES☆TIVEが大好きな新しい仲間と一緒に、これからもたくましく、楽しく活動していきたいです。」



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【ライブ情報】
■ワンマンライブ in タイ
2022年6月25日(土)~6月26(日)
※詳細後日発表

■大規模野外ライブ in 横浜赤レンガ倉庫
8/24(水)
※詳細後日発表

【FES☆TIVEオーディション情報】
FES☆TIVE新メンバーオーディション開始!
アイドルを目指す女の子に朗報!FES☆TIVEのメンバーになれるチャンス!
応募期間:5月8日(日)22:00~5月31日(火)23:59
応募URL

【リリース情報】
14th Single「微笑ノ国」
発売日:2022年5月25日(水)
楽曲先行配信中

【TYPE-A】 TKCA-75058 定価:¥1,200(込)
M1.微笑ノ国 
M2.夏リア旋律(メロディー)
M3.微笑ノ国(Instrumental)
M4.夏リア旋律(メロディー)(Instrumental)

【TYPE-B】 TKCA-75059 定価:¥1,200(込)
M1.微笑ノ国 
M2.#トレジャーハンター 
M3.微笑ノ国(Instrumental)
M4.#トレジャーハンター(Instrumental)
 
【TYPE-C】 TKCA-75060 定価:¥1,200(込)
M1.微笑ノ国 
M2.ボクノナマエ 
M3.微笑ノ国(Instrumental)
M4.ボクノナマエ(Instrumental)