Jams Collection 1st Single「キケンなサンサンSummer! / ノーヒットノーラブ」 坂東遥&豊田あさ&神楽胡音 リリースインタビュー

――2022年6月5日に、東京・豊洲PITにて3rdワンマンライブ『燃えジャ!!!!!!!!!』を開催したJams Collection。まずは、その感想から聞かせてください。

坂東遥(以下 坂東) 豊洲PITのステージには対バンライブで何度か立ったことはあるんですけど、ワンマン公演を行うというのは大きな挑戦だったから、正直に言うと不安もあったんです。でも、無事にチケット完売して、客席には9色のペンライトがキラキラ輝いていて。その景色を見て安心したし、すごく感動しました。

豊田あさ(以下 豊田) ライブで初めて豊洲PITのステージに立った1年前は、まさか自分たちの単独公演ができるなんて思ってもみなかったのに。当日はびっくりするくらいたくさんのファンの方たちが会場に足を運んでくださって、ユニフォームデザインのTシャツを着てくださっていたりもして。ありがたいな、という気持ちがよりいっそう大きくなりました。

神楽胡音(以下 神楽) 本当に。Spotify O-EAST、Zepp Haneda、そして今回の豊洲PITと、ワンマンライブを重ねるたびにファンの方たちと一緒にワクワク感を共有できていることも、すごく嬉しいです。ちなみに、豊洲PIT公演は、ステージ上の階段が高くて、体感的にはZepp Hanedaのときの2倍くらいあったから、階段の上で踊ったりジャンプしたりしながら歌うのはちょっと怖かったけど、顔には出さずに乗り越えました!(笑)
豊田 階段の上からだと、客席が奥までよく見渡せるので……。

坂東 そこでまた、感動しつつね。

豊田 あの絶景はこれから先も絶対に忘れないだろうな、って思います。
 

――本当に素敵なライブになったのですね。2021年3月3日にステージデビューを果たしたみなさんですが、活動2年目に突入し、ワンマンライブも順調に重ねる中で、グループの成長を感じる瞬間もあるのではないでしょうか。

坂東 ジャムズはアイドル経験者が私含め3人しかいないグループで、最初はお客さんも全然いなかったんですけど、少しずつお客さんが増えていって。豊洲PITワンマンの感想でも言いましたけど、ライブで9色のペンライトがたくさん揺れるようになった今、グループとしてちゃんとステップアップできているな、ということを実感しています。あと、メンバーそれぞれの成長も著しいんですよ。

――せっかくなので、坂東さんから見た豊田さん、神楽さんの成長を教えていただきましょうか。

坂東 あさちゃん(豊田)は、とってもかわいらしいだけじゃなくて気が強めな子なのかな、っていう印象が初対面のときにあって。でも、一緒にいる中で、周りの人への気配りがすごくできるし、優しい子なんだ、っていうことがわかったんですよ。

豊田 えっと……照れるね(笑)。

坂東 ことちゃん(神楽)は、もともと歌もダンスもすごいけど、表現力にどんどん磨きがかかっているなって。

神楽 うん、これ恥ずかしい(笑)。でも、そう言ってもらえるのは嬉しいな。
 

――逆に、豊田さん、神楽さんからは、坂東さんがどう見えているのでしょうか。

神楽 はるちゃん(坂東)は、最初からずっとリーダーとして頑張ってくれている人。しっかりしているけどお茶目なところもあるし、グループを引っ張っていってくれる人がはるちゃんでよかったな、ってすごく思います。

豊田 うんうん。私やことちゃんと違って、はるちゃんはアイドル経験者だけあって、ライブのときもレッスンのときも、誰より大人でしっかり者。尊敬できる部分がたくさんあるんですよ。ことちゃんが言ったみたいなお茶目さとか笑っちゃうような言動で和ませてもくれるけど、ここはこうしよう、ちゃんと直そう、っていうところはリーダーとしてズバっと言ってくれるし、はるちゃんが言ってくれるから気づくこともたくさんあるし。はるちゃんがリーダーでよかった、初めてのアイドルがはるちゃんがいるグループでよかった、って本当に思います。

坂東 2人ともありがとう……やっぱり恥ずかしい(笑)。

――それにしても、お互いの言葉に信頼感がにじみ出ていますね。

豊田 私たちメンバー、家族よりも一緒にいるので。

神楽 確かにそうだね。

坂東 大変なことも、この9人だったら乗り越えられる!って思えるんですよ。一緒に活動できていることがすごく嬉しいし、これからも一丸となっていろいろ挑戦していきたいです。
 

――そんなJams Collectionにとって、 7月13日リリースの1stシングル「キケンなサンサンSummer!/ノーヒットノーラブ」は、初のダブルA面シングル。収録曲どれも、“夏”をテーマにした色鮮やかな仕上がりですね。

坂東 「キケンなサンサンSummer!」と「ノーヒットノーラブ」は、3月にZepp Hanedaで開催した2ndワンマンライブのときにお披露目したんですけど、イントロからクセが強い「キケンなサンサンSummer!」と爽快青春ラブソング「ノーヒットノーラブ」というタイプの違う2曲が収録されて、すごく強力なシングルになったな、と思います。

――「キケンなサンサンSummer!」は、小悪魔的なかわいさ爆発のサマーポップチューンで、昭和っぽいレトロさが新鮮だったりもします。

坂東 そうなんです。サビの歌詞なんかはすごく攻めていて、また新しい一歩を踏み出せたんじゃないかなって。

神楽 ここまで攻めた歌詞の曲は、今までのジャムズになかったもんね。

豊田 うんうん。歌詞もそうだし、振付けもセクシーなんですよ。同じ“サマーチューン”というくくりでも、去年の夏にリリースした「サマサマサマーはアゲアゲで!」とはひと味違う大人っぽさを感じてもらえると思います。
 

――「キケンなサンサンSummer!」のMVはYouTubeですでにたくさん再生されていますが、リゾート感たっぷりでメンバーの水着姿もかわいくて、何度も観たくなります。

坂東 ありがとうございます。沖縄で撮影をしてきたんですけど、個人的なお気に入りは、保科凜に食べられそうになりながら歌っている<甘酸っぱいフルーツはいただきまーす!>です(笑)。

豊田 あそこ、かわいい。でも、実はあまりお天気に恵まれなかったんですよ。

坂東 水着のステージシーン以外は、ほぼ雨だったよね。

神楽 そうそう。そして唯一晴れた水着シーンの撮影では、めちゃめちゃ日焼けしました。

豊田 3月だから油断していたんですけど……。

坂東 私は身体の左半分が特に日焼けしちゃって。

神楽 今度沖縄で撮影があったら、夏じゃなくてもちゃんと日焼け止めを塗らなきゃね。でも、青い空がきれいに撮れたのでよしとします!
 

――いっぽう、「ノーヒットノーラブ」は楽しくて賑やかで、夏の甲子園がイメージできたりもしますよね。

神楽 バットを振るみたいな振付も、ライブでお客さんに楽しんでもらえていて。

坂東 お客さんとのやりとりもあるしね。一緒に踊ることもできるし、私たちもすごく楽しめる曲です。

豊田 歌詞も振付もかわいさ全開だしね。
 

――加えて、<振らなきゃ始まらない>というフレーズなんかは、恋だけじゃなくてもなにか一歩を踏み出したいときに背中を押してもらえそうです。

神楽 あ、わかります。

豊田 ラブソングだけど、応援歌でもあるみたいな。

坂東 そんなふうに受け取ってもらえたら、よりいっそう嬉しいです。
 

――また、TYPE-Aには「アオフィルム」、TYPE- Bには「これっきりサマー」、TYPE-Cには「コイハナビ」と、それぞれに異なるカップリング曲も収録されていますが、どれもすごく切なくて。

坂東 そうなんです。「サマーポップ」「Shooting Star」(デビュー作『JamMode』に収録)に続いて、切ない曲が増えてきました。

神楽 夏って、楽しいけどなんだか切なさもあるじゃないですか。それがカップリング曲にはよく表れているし……曲がよすぎて、泣きそうになるんですよ。

豊田 わかる! 笑顔で歌ったり踊ったりする曲も大好きだけど、「アオフィルム」や「これっきりサマー」「コイハナビ」は歌やダンス、表情でもちゃんと感情表現しなきゃいけない曲。デビュー2年目だからこそそういう曲をいただけたんじゃないかな、って思うし……。

坂東 もっともっと頑張らなきゃ!っていう気持ちにもなるよね。

――「アオフィルム」はとことんエモーショナルだし、「これっきりサマー」は儚げでもあるし、「コイハナビ」は初々しい夏恋を感じるし、みなさんの歌声が曲それぞれの色合いにしっかりと染まって、胸に響く表現をされているように感じます。

坂東 ありがとうございます! これから聴いていただく方にもちゃんと届いたら嬉しいです。

神楽 「これっきりサマー」の主人公はちょっと大人な感じがするけど、「コイハナビ」の主人公は中高生なんだろうな、って私的には思っていて。曲それぞれに感情移入しながら歌いました。

豊田 あさ的には、「これっきりサマー」を歌っているときはファンのみなさんが重なるんですよ。<二度と来ない夏>っていうフレーズがあるんですけど、ライブの1本1本、二度と来ないその日や一瞬一瞬を大事に過ごしたいな、ってあらためて思います。

――日々忙しさに追われてしまいがちですけど、それって忘れちゃいけないことですよね。ちなみに、“夏”がテーマのシングルということで、みなさんにとっての“夏といえば”や“夏の楽しみ”もお聞きできればと思います。

坂東 私は夏が一番好きな季節だということもあって、これ以上の夏はないと思えるように過ごす!って毎年心に決めているんですよ。

――すると、毎年更新されていくわけですよね。

坂東 おかげさまで毎年、前の年を上回る勢いで楽しめています。2021年は『TOKYO IDOL FESTIVAL 2021メインステージ争奪LIVE前哨戦』に出場できたことがなにより嬉しかったんですけど、今年は『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』に出場できるし、大阪城野外音楽堂での4thワンマンライブ『夏ジャ!!!!!!!!!~大阪城の変~』も決まっているので。今からワクワク、ソワソワしています(笑)。

豊田 私もだよ! 夏生まれということもあってあさも夏が大好きなんですけど、2年前の夏には、1年後に自分がアイドルをしているなんて想像もしていなくて。見える景色も、考えることも全部が大きく変わった刺激的な夏から1年経った今年の夏は、これまでの経験をちゃんと生かしたいし、夏を盛り上げられるようなパフォーマンスを、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』でも4thワンマンライブでもお見せしたいです。

神楽 私は2人と違って暑くなる夏があまり得意ではなかったんですけど(苦笑)、アイドル1年目だった2021年の夏は、見えるもの、体験することすべてが新しくてキラキラしていたから、夏もいいな、って思うようにもなったんですよ。あさちゃんも言ったように、これまでの経験も踏まえて、今年の夏はジャムズが引っ張っていくぞ、という気持ちです。



――なんと頼もしい。ただ、海だプールだ!みたいな時間はあまりなさそうですね。

神楽 そう言われると……プライベートでこんなことしたい!みたいな願望ってあまりないかもしれないです。

豊田 そうかも。なんでだろうね。

神楽 ジャムズの活動が楽しいし充実しているからじゃない?

坂東 うんうん。メンバーみんな、ジャムズが大好き、ジャムズが一番だもんね。
 

――そう思えるグループで活動できているって、素晴らしいことです。さて、先ほども話に出ましたが、8月21日には4thワンマンライブ『夏ジャ!!!!!!!!!~大阪城の変~』が、大阪城野外音楽堂にて開催されます。初の大阪ワンマンであり初の野外ワンマンについて、現時点(取材は6月末)で明かせることはありますか?

坂東 豊洲PITでのライブで発表したんですけど、初の放水をします!

豊田 夏ならではの、野外ならではの演出だよね。

神楽 私たちメンバーも思いっきり楽しみたいし、足を運んでくださるみなさんにも最高に楽しんでいただけるように、しっかり準備します。
 

――さらに、2023年1月15日、TOKYO DOME CITY HALL にて、5thワンマン LIVE『ヤバジャ!!!!!!!!!』開催も決定しましたね。

坂東 そんな機会をいただけるなんてありがたいことではあるんですけど、プレッシャーもめちゃめちゃあって。TOKYO DOME CITY HALLの大きなステージに見合った自分たちになれるように、パフォーマンスをもっともっと磨きたいし……ボイトレもダンスレッスンもたくさん重ねて、個人個人としてもグループとしてもレベルアップしないといけないな、と思っています。

神楽 今のジャムズにとってはだいぶ大きな会場で、自分たちがそのステージに立つイメージがまだなかなかできていなかったりはするんですけど。はるちゃんが言ったように、ちゃんと見合うようなグループにならなきゃいけないし、決まったからには全力で向かいたいです。

豊田 そうだよね。メンバー何人かとほかのアイドルさんの公演を観に行かせていただいたとき、「いつか自分たちもここでライブができたらいいね」と言っていたTOKYO DOME CITY HALL。こんなに早く願いが叶うことになって驚いているし、今も信じられない気持ちはあるんですけど、2人も言ったように、大きなステージに負けないパフォーマンスができるように頑張りたいなって。そして、その先の道、未来につなげられるようなライブにもしたいです。

 



Jams Collection Official HP :
徳間ジャパンJams Collectgionアーティストページ


1st Single
「キケンなサンサンSummer!/ノーヒットノーラブ」
発売日:2022年7月13日(水)

<Type-A> TKCA-75081 価格¥1,200(込)
M1.キケンなサンサンSummer!
M2.ノーヒットノーラブ
M3.アオフィルム


<Type-B> TKCA-75082 価格¥1,200(込)
M1.キケンなサンサンSummer!
M2.ノーヒットノーラブ
M3.これっきりサマー


<Type-C> TKCA-75083 価格¥1,200(込)
M1.キケンなサンサンSummer!
M2.ノーヒットノーラブ
M3.コイハナビ

※Type-A/B/C 共通でM4~M6曲にはそれぞれのインストを収録(全6曲)

【LIVE情報】
■Jams Collection 4thワンマンLIVE『夏ジャ!!!!!!!!!~大阪城の変~』
日程:2022年8月21日(日)
場所:大阪・大阪城野外音楽堂

■Jams Collection 5thワンマンLIVE 『ヤバジャ!!!!!!!!!』
日程:2023年1月15日(日) 
場所:東京・TOKYO DOME CITY HALL